20万円以下のイーバイク、セミスポーツ電動アシスト15モデル 2/3
③「Panasonic」『Veloster(ベロスター)』
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「パナソニック」電動アシスト セミスポーツ3兄弟の末っ子『Veloster(ベロスター)』です。電動アシスト3大メーカー(ママチャリ、子供乗せ部門)で、誰もが名前を知っているメーカーがこのクラスで10万円を切ったのは衝撃でした。色々とコストパフォーマンスが高いことで売れているモデルでしょう。
下記は、長男の『Jetter(ジェッター)』のモデルチェンジ前の時点での比較を一部記載している記事ですが参照下さい。
④「Panasonic」『Hurryer(ハリヤ)』
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「パナソニック」電動アシスト セミスポーツ次男坊『Hurryer(ハリヤ)』です。2020年度は変更がなく継続モデルになっています。
特徴としては、兄弟50mm近くのタイヤの太さ(ジェッター、ベロスターは38mm)ということと、フロントにサスペンションを備えているので、乗り心地やコーナーの安定性が一番ということでしょう。ゆったり乗る方には良いのではないでしょうか?
兄貴『Jetter(ジェッター)』はモデルチェンジ、弟『Veloster(ベロスター)』はコストパフォーマンスでブイブイ言わせているので、ちょっと元気がないモデルにも見えますが、安定度は一番なので特に年配の方はご一考下さい。
⑤「Panasonic」『Jetter(ジェッター)』
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「Panasonic」『Jetter(ジェッター)』は、2020年8月に新型が投入されました。
旧型は下記形状。(リンク切れご容赦願います。)
ダウンチューブ(ハンドルからペダルを結ぶ本体の部分)にバッテリーが装着されており、今時のイーバイクのスタンダードなデザインになっています。
このように「Panasonic(パナソニック)」は、新規モデル投入だけでなく、既存モデルも大きくチェンジしていけるのは、開発、生産が自社でできる強みを活かしているといえるでしょう。
フレームとバッテリーを新規にマイナーチェンジ(今回はフルモデルチェンジ相当)するだけでもプロジェクトをしっかりと動かさなければいけないでしょうから、意欲的な投入は継続され続けていると言えます。
スイッチ(メーター)も今回グレードアップされました。次男『Hurryer(ハリヤ)』、末っ子『Veloster(ベロスター)』と同じものだったのが残念なポイントでしたが、兄貴としての威厳を取り戻した格好になっています。
このクラス初のケイデンス表示があるのは、スポーツ走行を意識した表示で、こだわりと言えるでしょう。(ケイデンス表示に関しては、下記記事参照下さい。)
逆に、バッテリーは16Ah→12Ah、ブレーキがディスクブレーキ→キャリパーブレーキ(カンチレバーV形キャリパーブレーキ)となり仕様が抑えられています。
一つ気になるのは、ボトルゲージの台座がないことです。通勤、通学に使うレベルならまだしも、せっかくなら遠出のサイクリングやポタリングもしたいところですが、水分補給の考慮がされていないのが残念です。
対策としては、サドル(いす)の下の部分に設置することになるでしょうか。
その他、トップチューブ(ハンドルとサドル(いす)を結ぶ本体の部分)が下がっているので上側にボトルゲージが固定できる台座穴を作れば可能となりますが、これは製造工程で追加頂くしかありません。
その他の方策としては、現状ワイヤーがトップチューブ下に通っているので、下記のような製品が使えない状況です。
この件は何らかの対策があると良いと考えます。リュックに忍ばせて、あせらず停まって給水するのも手ではあるのですが、、。
「ASAHI CYCLE」 『Evol-C700』
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街によくある「サイクルベース あさひ」とは違う「ASAHI CYCLE(アサヒサイクル)」よりイーバイクが投入されています。特徴が一見無く見えるでしょうか?
価格は税抜き198,000円からオープンプライスに変更になっていますが、実質税抜き20万円以下に該当します。このクラスの中で、実はもっともハイパワー(トルク)のモデルになっています。
アシストユニットとしては、「BAFANG(バーファン)」のユニットが使われ、最大トルクは80Nmになり、最大トルクだけを見ればe-MTB(電動アシストマウンテンバイク)に使えるレベルのものになります。他のモデルがママチャリの電動アシストユニットの制御の仕方を変更しているものが多い中、高性能なトレッキング用のユニットが使われています。(ドライブユニットの各社モデルの違いはこちら)
BAFANG(バーファン)に関しては↓下記記事参照下さい。
急坂を走ることが多い場合や、たっぷりアシストを効かせて走らせたい人には注目されてよいモデルとなります。
⑦「MIYATA」『CRUISE5080』
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「MIYATA(ミヤタ)」は、国内イーバイクでも「Shimano(シマノ)」のユニットを採用しているリーディングメーカーです。『CRUISE5080(クルーズ5080)』は、軽量のドライブユニットを使っており最大トルクは40Nmとなっています。(ドライブユニットの各社モデルの違いはこちら)
さらに、クラスでは唯一のシマノ製の油圧式のディスクブレーキを装備しています。急な坂、雨の日など機械式ブレーキやキャリパーブレーキより軽い握りでブレーキができるところがメリットになります。
⑧「MIYATA」『EX-CROSSe』
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「MIYATA(ミヤタ)」のイーバイクは「Shimiano(シマノ)」のみでしたが、通勤・通学用途や、セミスポーツの価格帯に狙いを定めるため、「Suntour(サンツアー)」のユニットを搭載し、『EX-CROSSe』を投入してきました。「Suntour(サンツアー)」はMTBのサスペンションのメーカーとして有名なメーカーです。
前カゴが付いて、更にライト、泥除けもついています。「Shimiano(シマノ)」の電動アシストユニットではない、スイッチ(ディスプレイ)にUSB端子があり、給電が可能になっています。
「DAYTONA」 『DE02』
本モデルは販売終了で、2022年以降に次期モデル検討中になっています。
「DAYTONA(デイトナ)」のイーバイクの特徴は、自転車の後ろ側に茶色いレザーバッグが積んであるフォルムです。
知らない人がみると、後ろに小さなバッグが搭載されていると見えるところ、実は電動アシストユニットのバッテリーとスイッチになります。
「DAYTONA(デイトナ)」は、このバッテリー擬態化搭載ともいえるモデルがいくつかありますが、クロスバイクのモデルがこの『DE02』になります。
デザインも、他のモデルとは雰囲気が違うカジュアル感があるのがおわかりいただけるでしょう。
その他の特徴としては、ハンドル(正しくはSTEM(ステム))を、折りたたむことができることです。写真のようにタイヤはまっすぐのまま、ハンドルを縦にすることができ、駐輪場などの狭い場所で、ひっかからないようにできるわけです。
車重も16.7kgと軽量なのもメリットとなっています。
スイッチ(ディスプレイ)がハンドル部分に無いので、速度表示等は昨今手に入れやすくなったサイクルメーター(こちらを参照下さい。)を活用すると良いでしょう。ただ、バッテリー残量が走行中に確認できず、後ろ側のバッテリー及びスイッチ部を確認しないと見れないのは残念なところです。
それでも魅力に映る方も多いと思われます。
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