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たくさんありすぎ?e-Bike(イーバイク)ドライブユニット2019国内外紹介!

ぽっ太
ぽっ太

ぱぱ~。なにみてるの?

電動ぱぱ
電動ぱぱ
 

イーバイクのモーターを見てるよ!

ぽっ太
ぽっ太

も~た~ってなに?

電動ぱぱ
電動ぱぱ

スイッチ押すとぐるぐる回る物だよ。ぽっ太の電車や自動車のおもちゃのタイヤのところにも付いてるでしょ。

ぽっ太
ぽっ太

へ~。でもなんかいっぱいあるね~。

 

 

電動ぱぱ
電動ぱぱ

そーなんだよな〜。いっぱいありすぎるんだよ~。

 

世界のイーバイクユニットのモーター

モーター自体がもともと古くからある機構であり、自動車のエンジンなどに比べれば大がかりな設計が必要ないためか、非常に多くのメーカーが世界のイーバイク市場に参戦してきています。

大手の電気、自動車部品メーカーから、ベンチャー企業からなど様々な企業からになっています。

見にくいですが、ざっと調べても下の画像ぐらいのバリエーションがあります。

それだけ、イーバイクのモーターへの参入がし易いだけでなく、やはり市場が大きい(お客さんが多い)ことや、将来性(市場の拡大)を見込んでいると言えます。

実際は、モーターという表現より”Drive unit(ドライブユニット)”という表現が適切ですので以降の文章は”ドライブユニット”を使わせて頂きます。(写真が、モーターのみでなく、筐体(ケース)、制御基板、内部ギヤ等を含んでいるユニットですので、”ドライブユニット”とします。)

日本の企業は?

日本国内は、道路事情からすると拡大してもいいのですが、まだまだのようです。ただ、日本企業も着々と準備を進めています。

「YAMAHA(ヤマハ)」、「Panasonic(パナソニック)」、「SHIMANO(シマノ)」、「NIDEC(ニデック(日本電産))」などです。これらの企業は日本企業ですが、主要市場が海外なので、海外と国内同時に市場へ投入か、海外で先に市場投入してからその後国内へ投入という流れになっています。

日本国内市場が盛り上がれば、その開発や投入のされ方も変わってくるかもしれません。

ドライブユニットのトレンドは?

当然ながら”良いドライブユニット”が求められていることは間違いありません。

でも、”良いドライブユニット”とはどんなものでしょうか? 

  1. 高トルク(低ケイデンス発生)、高ケイデンス対応
  2. 軽量
  3. 小型
  4. 信頼性、安心感(ブランド力)
  5. 静粛性
  6. 低コスト
  7. 短納期

ぐらいになるでしょう。

1~5は、ドライブユニットの性能そのものです。

ギヤを軽くしてこいでもその分アシストしてくれて、軽くて、デザイン性を損なわない小型で、さらに壊れない安心感があるものをユーザーは選ぶことでしょう。

静粛性に関しては感応性の部分であり、ノイズと感じるか、心地よい音と感じるかの部分もあるので評価者によって異なってくる部分ではあります。

”低コスト”に関しては、ドライブユニット自体の価格は表には出てこないものの、結局はイーバイク自体の価格に反映されるのでユーザーも間接的に気にすることにはなってきます

”短納期”(製造リードタイム)に関しては、現状はイーバイクの車両メーカー側が在庫を持つなどをしているので、人気が集中して生産が追い付かないということがない限り、現状は気にしなくて良い部分でしょう。

イーバイクイクドライブユニットメーカー

海外国籍のメーカーでも、日本の市場にも入ってきているメーカー、そうでないメーカーもあったり様々です。

ドイツのメーカー

まずは、イーバイクの主要市場ドイツのメーカーから見ていきましょう。

まず、3社挙げるとすると「BOSCH(ボッシュ)」、「Continental(コンチネンタル)」、「Brose(ブローゼ)」となるでしょうか。この3社はイーバイクというよりは、元々自動車の部品を扱っているメーカーです。厳しい自動車会社からの要求にも対応してきたいわゆる製造業のプロです。

上で述べた”良いドライブユニット”を提供するベースがある会社と言ってよいでしょう。「BOSCH(ボッシュ)」はすでにこちらでも紹介しましたように日本のイーバイク市場にも入ってきています。「Continental(コンチネンタル)」「Brose(ブローゼ)」も自動車部品を扱っている日本法人があるため、市場の動向次第では動き出しはすぐに可能でしょう。

さて、どんなバリエーションがあるかというと下記になります。

実際はもう少しバリエーションもあるのですが、今後関係してきそうなドライブユニットを記載しています。

日本国内に投入予定の「BOSCH(ボッシュ)」の新ドライブユニット 『Performance Line CX(2020))』も高性能なのですが、「Brose(ブローゼ)」のドライブユニットは重さの割に高トルクを発生できる『S alu』、更にマグネシウム素材を使った『S mag』は最も高性能と言われているものの一つです。Tシリーズ、Cシリーズなどもう少し一般的なライド用のドライブユニットもラインナップにあり、今後の動向に目が離せないメーカーの一つと言えるでしょう。

更に、ドイツではもっとトルクを発生する方向や、もっと小さい方向に開発された物も存在します。

TQ」『HPR120S』は、トルクが120Nmも発生するドライブユニットになります。また、「FAZUA(ファズア)」は、こちらでも紹介しましたが、モーター部分が取り外せる小型タイプですし、「Ansmann」、「Vivax」は軽く小さいドライブユニットをラインナップしています。(その分トルクも小さい。)

イタリア、スペイン、USAのメーカー

イタリアは「Polini(ポリーニ)」、スペインからも「ebikemotion(イーバイクモーション)※」、USAから「Specialized(スペシャライズド)」の軽量タイプのドライブユニットが市場に投入されています。

とうとう「Specialized(スペシャライズド)」も自社独自のドライブユニット『SL1.1Motor』を開発し参戦してきました。ロードバイクブランドでイーバイクに手を出していないところが少なくなってきました。※e-bikemotionは、MAHLE傘下となっためドイツ企業になったとも言えますが、今回まではスペインとしておきます。

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中国のメーカー

中国は調べられないほどの数のメーカーがオリジナルタイプのドライブユニットを開発していると予想されます。

e-MTBやスポーツサイクルよりにも活用できると思われるレベルのものを中心にすると、日本上陸宣言した「BAFANG(バーファン)」でしょう。すでに『M400』、『M800』日本の市場に投入されています。その他ラインアップとして高トルクなものも揃えています。

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台湾のメーカー

台湾は、世界一の自転車メーカー「GIANT(ジャイアント)」、二位の「Merida(メリダ)」が存在する世界有数の自転車生産国です。

DP motors」は、2006年に設立されISO14001までも取得しているメーカーで、イーバイク用のドライブユニットを投入しようとしています。「GIANT(ジャイアント)」は「YAMAHA(ヤマハ)」と共同開発のドライブユニットを搭載し、自社ブランドの自転車に搭載を進めています。また国内に既に参入している「BESV(ベスビー)」もリアハブのドライブユニットがあります。(国内外共にミッドドライブ(ペダルのところにドライブユニットがある)では、「Shimano(シマノ)」「Brose(ブローゼ)」などのドライブユニットを使ったりしています。)

日本のメーカー

日本のメーカーは冒頭述べたように優先される市場が欧州などになっているので、最新のドライブユニットの情報展開は遅れ気味です。

下記は現時点で今後投入される予測はあるものの海外のアナウンスのみのものです。

例えば、完全に予測の範囲ですが、以下のようなことが予測できます。

「YAMAHA(ヤマハ)」は、日本国内現行の『PW-X』の後継機種『PW-X2』を搭載したe-MTBをいずれ国内投入するでしょう。また、昨今の流れからリアサスペンション搭載のフルサス仕様も出されるでしょう、、、など。

その他のメーカーも高性能なドライブユニットを日本のメーカーも着々と準備しています。

また、すでに国内投入をアナウンスされているユニットは下記で、バリエーションも増えてきています。

トルクウェイトレシオ比較

軽くてパワーがあることを見る指標として、”トルクウェイトレシオ”を使って比較してみましょう。

トルクウェイトレシオ=ドライブユニットの重さ÷最大トルク

値が小さい方が良いことになります。

ドライブユニットの性能は、このトルクウェイトレシオ(最大発生トルクを使用しているので、発生する回転数のレンジでもフィーリングは異なってきます。)の値だけでなく、音などの感応性に関わる部分、システム全体での応答性(自然なフィーリングでこげるか、レスポンスがよいか)、イーバイクの性能(フレーム、その他パーツからなど)などトータルで変わってきますので、くれぐれも参考程度にして下さい。

まとめ

かなり多くのドライブユニットが各国から誕生してきています。まだまだ他にもメーカーが存在しますが、ミッドドライブ(ペダルの部分にドライブユニットがある)の比較的軽量の物を中心に紹介しました。

欧州での市場の盛り上がりからしても、まだまだ参戦するメーカーも出てくることでしょうが、”良いドライブユニット”がますます求められてくることでしょう。

これらを日本市場に呼び込むためには、まだまだイーバイクの市場が大きくなっていく必要があります。

自転車としての市場は大きいので、イーバイクが増えていくかは我々ユーザー次第となるでしょう。

電動ぱぱ
電動ぱぱ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ぽっ太
ぽっ太

ありがとーましたぁ!

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