YAMAHA Pas Brace(パスブレイス)2018モデル発売
出展:YAMAHA公式
電動アシスト自転車のスポーツタイプ
YAMAHA(ヤマハ)PasBrace(パスブレイス)2018年モデル
が、2018年4月18日に発売されることになりました。
ロングセラーでユニットや部品など小改良を続けてきた
電動アシスト自転車クロスバイク
のモデルになります。
どれぐらいロングセラーかと言うと、
2008年8月からになるので現在2018年で11年目になります。
先般もお伝えした通り、スポーツタイプの新YPJが4モデル登場する予定ですので、
まず、同じスポーツタイプの年次変更のこのモデルから継続の案内が出されたとも言えます。
(新YPJに関しては、こちら)
ここで読み取れることは、下記になります。
1.YAMAHAのスポーツタイプモデルとしてPAS Braceが今年も継続
これは、アナウンス通りであり、
ロングセラーである本モデルは販売中止にするまでは至らない
とYAMAHAも判断したことでしょう。
2.YAMAHA電動アシストクロスバイクは、2種類=>4種類となる!
新YPJのYPJ-EC(クロスタイプ)とYPJ-TC(トレッキングタイプ)は、
Pas Braceから置き換わるのではなく、別の新モデルとして出されることになり、
YAMAHAのラインナップとして、電動アシストクロスタイプが2種類増えて4種類となります。
PASBrace、YPJ-C、YPJ-EC、YPJ-TC、の4種類となり、かなり厚いラインナップと言えるでしょう。
<YAMAHA 電動アシストクロスバイクタイプ 4種>
PAS Brace(パスブレイス)
YPJ-C
YPJ-EC
YPJ-TC
3.PAS BraceよりYPJ-TCとYPJ-EC(クロスタイプ)の価格帯は上
構成部品からPas Braceが、新YPJの価格(現状未発表)を上回ることはないと予測でき,差別化の為に価格差もそれなりについていることでしょう。
2017年モデルとの違いは?
基本は色のみになります。
カタログで出るほどの機能や構造の違いはありません。
当然、部品単位で不具合の対策品、原価低減品(価格を抑える活動をした部品)などの小変更レベルのものはあると思われますが、使い勝手で変わるものはないでしょう。
よって、2017モデルと2018モデルは色のみの違いなので、
色で選んでも問題ありません。
例えば、青系統の色だと、2017は明るいスカイブルーで2018は少し落ち着いた青ですが、
明るい色が好みなら、スカイブルーを選択しても違いがないので問題ありません。
ただ、2016モデルを選ぶとなると
2017モデルからバッテリーの容量が12.8Ahから15.4Ahに増えている
ので、その事を加味して、販売価格等から判断されると良いでしょう。
2017モデル | → | 2018モデル |
スカイブルー (2016モデルに対し新色) | → | アースブルー (新色) |
マットレッド | → | リッチレッド (新色) |
マットグラファイト (2016モデルに対し新色) | → | マットグラファイト (継続) |
クリスタルホワイト | → | クリスタルホワイト (継続) |
Pas Braceをこれから検討しても良い方は?
Pas Braceをこれから検討しても良い方は、
1.電動アシスト自転車のスポーツタイプを始めて検討しているが、
値段重視に考えたい方
2.街での取りまわしが多く、乗り心地も重視する方。
3.玉成されたモデルが一番である方。
4.デザインが良いと思った方。
5.その他魅力を感じた方。
となります。
昨年までは、数少ない電動アシストのクロスタイプのモデルの一つで、
比較対象は、
同形状の
ブリヂストン リアルストリーム、
パナソニックのジェッター、ハリヤ価格を上げてYPJ-Cぐらいだったのですが、
2018年モデルのスポーツタイプで特にクロスタイプが続々と出てきているので、
値段的にもう少し高くまで考えられる方は、下記を参照いただき、新YPJの発表などを待って
購入検討してもよいでしょう。
また、タイヤはスポーツ車標準と言える700Cなどのスポーツタイプで良く使われている
タイヤでなく、26inch英式バルブとなっているので、
アダプター(詳細はこちら)を利用して、常に空気圧最大値付近で数値で管理し、性能が出せる状態で乗ることをおすすめします。
(各社の上級グレードのタイヤは700Cで、太さがそれぞれあり、空気圧管理は常にするタイプになってきています。)
むしろ、スポーツタイプとしてなら最初から700Cタイヤを装着するモデルを選択するのも良いといえるかもしれません。
Pas Braceの現在の立ち位置は?
本モデルの現在の立ち位置は、以前は高級スポーツタイプとも言えましたが、
昨今のスポーツタイプのバリエーションの広がりから、
セミスポーツタイプ
の位置づけになってきたと言えるのではないでしょうか。
まとめ
PasBraceは、スポーツタイプの電動アシスト自転車として初めて乗る方には大きな不満が出てくることはないでしょうし、電動アシストの良さも充分味わえると思います。
ただ、早いもので、市場はもう少し費用が出せれば、上級のグレード(軽くて長距離アシストできるもの)が手に入る段階にもなってくるのが迷うところです。
他のモデルは、軽量でタイヤは700C 高圧タイプ、乗り心地はサスペンションやタイヤの太さでカバーしているものなども続々と発売されてきています。
特に、健康増進、ダイエット、長距離のポタリングなどよりアクティブに活用していこうとされている方は、2018年発売のYAMAHA新YPJシリーズや各メーカーから新規発売される新モデルの検討もされると良いのではないでしょうか。
ただ、本モデルでも充分電動アシスト自転車のメリットが味わえるのも間違いありません。
走行する距離、用途、乗り心地、デザイン、価格等重視する優先度を加味して考えていくと良いでしょう。
ようやく選ぶ楽しみも出てきたともいえますね。
□追記(メーカーへの要望)
熟成されたモデルとは言え、年次更新が色のみでは物足りない部分があります。
USBソケット装着など比較的対応しやすいマイナーなグレードアップぐらいは
しても良かったのではなかったでしょうか。
昨年度から開発リソース(工数)が新YPJに注がれてしまったのがみえみえです。
憶測になりますが、開発リソースが不足していても、全体のモデルのマスタースケジュールから、PasBraceは早い時期(2年前など)から変更を決定して進めておけば、小さい変更ならば何かしら変えることはできたのではないでしょうか。
来年の年次更新には何らかの変更があることを期待します。