ブリジストンが2019年モデルの子供乗せモデル発表したわね。
そうだね。今年はこれで全てになるのかな。
購入を検討されている方へのアドバイスはあるの?
うん。そうだね。いくつかあるので、メリット、デメリットまとめておきましょう!
ブリジストン 2019年モデル 子供乗せモデル
ブリヂストンの子供乗せモデルが相次ぎと発表になり、2019年モデルが
出揃いました。
2019年モデルの子供乗せモデルのラインナップは大きく全4バリエーションとなったことが特徴です。(2019早期モデル、限定モデルは含まず。)
2018年モデルでは、
電動アシスト5バリエーション、
電動アシストでないモデルが1バリエーション(ビッケ ポーラb)
の合計6バリエーションだったのが、
2019年モデルでは、電動アシスト自転車のみになり、
全4バリエーションとなりました。
(実際の2019年モデルとして購入できるのはハイデイツーの
限定モデルを合わせ5バリエーション)
<ブリヂストン 子供乗せモデル モデル年式変遷>
2019年モデルより以前のモデルも新品で購入できる場合もありますし、中古で手に入れるか、新規で購入するのかを検討する方もいるでしょうから、
各モデル毎に違いも含めて、特徴を見ていきましょう。
ビッケ グリ(bikke GRI)
ビッケ グリ2019年モデルは2018年11月下旬に発売になりますが、前年度モデルとの違いは下記表になります。
<ビッケグリ 主な機能 年式モデル別推移>
(最新の市場価格は↓の画像をクリックして確認して下さい。)
メリット〇 デメリット×
○アシスト走行距離アップ!
まず、改良された点は、下記の記事で述べたように、アシストされる走行可能
距離がアップされたことです。
このモデルは回生充電機能があり、止まる力を利用して充電する機能があります。(ブリヂストンは現在、回復充電機能と呼んでいます。)
2018年モデルでは、下り坂のみ充電していたのが、2019年モデルでは、平地でも充電するよう条件を増やしました。
それにより更にアシストされる走行距離がアップするようになったことが改良点です。
子供乗せモデルは、
こぐ人+自転車の重さ
に加え、
チャイルドシート+子供の体重が加わるので、必然的に重くなります。
止まる力を充電させる力としてブレーキを補助できる機能は子供を乗せることで最も重要な安全面で有効と考えます。
2019年モデルでは、平地でも止まりやすさが使えるようになったことで、より使われる方の環境に合わせることができるようになったと言えるでしょう。
この回復充電機能のモードは3種類あります。
初期設定(デフォルト)では、1の平地と坂で回復充電が行われるモードになっています。
<回復充電モード 1~3>
通常はモード1で平地と坂両方に回復充電がされるモードにして、
坂が多い時は、モードを3にして、下り坂自動回復充電機能(強)
にすると良いでしょう。
また、坂の時だけ回復充電(弱)をするモード2は、2018年以前のモデルのデフォルト設定になります。
このモード2は、平地でブレーキの力が欲しくないなど走行している際に違和感がある場合のみに使うことになるでしょう。
切替方法はこちらにそのページだけ表示できるようにしておきます。(ブリヂストン公式の説明書をダウンロードする時間がないとき用にピンポイントで見れるように。)
デメリットは、下記記事でも述べたように、下記になります。
今回はなんとか予測が当たってよかった、、、。
そのようね。よかったわね、、。
× フロントチャイルドシートはこぐとき足が当たる
フロンドチャイルドシートを使う場合は、こぐ時に足がフロントチャイルドシートにかなり当たりますので、オプションとして検討している場合は必ず確かめてから購入しましょう。
× ビッケシリーズ ナンバー1のまたぎにくさ
あえて、マイナス的に書くとこうなります。自転車のハンドルからペダル部分のフレーム(ダウンチューブ)が平行に2本走っています。
剛性はビッケシリーズナンバー1なのですが、またぎにくさもナンバー1になります。
試乗して、子供を座らせて、またいでから発進することになりますが、気になるか気にならないかは試してみましょう。
× フロントタイヤの重さ
走りに関しては問題ないのですが、近くの駐輪場が前輪を持ち上げるタイプのスタンド(下記写真のようなタイプ)が、よく行くスーパーや駅などで使われているようなら、前輪を持ち上げて確かめておきましょう。
子供を背負って、この動作ができれば問題はありません。
× 価格アップ
2019年モデルからチャイルドシートのクッションも含めての価格表示になっていますが、2018年モデルから比べ5,000円弱高くなっています。
昨今の市況の影響で、価格アップせざるを得ない部分はあるかもしれませんが、残念な部分です。
昨年の記事も参考にして下さい。
ビッケ モブ(bikke MOB)
<ビッケモブ 主な機能 年式モデル別推移>
次に、ビッケ モブ 2019年モデルになります。(2018年9月末発売)
ビッケ グリと同様に2018年モデルからの性能としての違いは、
アシストの制御部分で平地でも回復充電モードがされるようになったことです。
(最新の市場価格は↓の画像をクリックして確認して下さい。)
メリット〇 デメリット×
○アシスト走行距離アップ!
ビッケ グリと同様に、以前と比べアシスト走行距離がアップしています。
× フロントタイヤの重さ
ビッケ グリと同様 確かめてみましょう。
× 価格アップ
ビッケ グリと同様5,000円弱アップしています。
また、2018年モデルまでは存在していた
ビッケ モブeは、モデル廃止になっています。
YAMAHA製のユニットを採用していましたが、ブリジストンオリジナルユニットの
dd(デュアル ドライブ)に統一されたので、廃止されたことになります。
よって、2019年モデルはビッケ モブddのみになりました。
ビッケ グリとは、自転車のフレームの違いのみと言えます。
ビッケ グリのデザインと剛性感によほど惹かれなければ、通常はこちらのモデルが子供乗せモデルとしては向いていると言えます。(またぎやすさの違い)
(参考 2018ビッケモブe市場価格↓(リンク切れの場合は品切れ))
※本モデルは2019年モデルで廃止(YAMAHA製ユニット搭載車)
実際の売り場でも、前輪の中心にモーターがついているかいないかで判断できます。
ビッケ ポーラー(bikke polar)
定番のビッケ ポーラーeです。
売れ行きはかなり良いようです。
2019年モデルは2018年10月中旬に発売されますが、
2019年先行モデルとしてすでに発売がされており、色の違い程度でほぼ同じです。
価格もほぼ同等です。
<ビッケ ポーラー 主な機能 年式モデル別推移>
(最新の市場価格は↓の画像をクリックして確認して下さい。)
前席専用オプションもあります。
(最新の市場価格は↓の画像をクリックして確認して下さい。)
メリット〇 デメリット×
○ 足元のスペース大
フロントチャイルドシートが標準になっているだけあって、足元のスペースが
かなり広くとられており、こいでも足が当たりにくい設計になっています。
○ 子供乗せモデル唯一のYAMAHAユニットで速度表示可能
YAMAHAユニットを採用しているため、速度表示もされます。
(2018年モデルはPanasonicユニットで速度表示されないものでした。)
× 回復充電機能はなし
ブリヂストン製ユニット デュアルドライブ車ではないので回復充電機能はありません。
ブレーキを補助する作動はしないので、速度表示などを参考にしてスピードを出しすぎないようにしましょう。
(参考 2018モデル市場価格↓(リンク切れの場合は品切れ))
ハイデイツー(HYDEE.Ⅱ)
ハイデイツー2019年モデルは2018年10月中旬に発売予定です。
ビッケシリーズと違い タイヤのサイズが小さくない通常のママチャリタイプの
子供乗せタイプがこのモデルになります。
今回の19モデルで、乗り味、重量バランスで一番変わったのがこのハイデイツーと言えるでしょう。
それは、今までずっとYAMAHAのユニットを使っていて、ペダルの部分にモーターがあった(センタードライブ)のが、ブリヂストンのユニット(デュアルドライブ)になり、前輪にモーターが移ったからです。
先般、ハイデイツーもデュアルドライブになっても不思議でないと書きましたが、とうとう現実となりました。
ブリヂストン製のユニット化(dd(デュアルドライブ)化)がかなり進んだことになります。
<ハイデイツー 主な機能 年式モデル別推移>
(最新の市場価格は↓の画像をクリックして確認して下さい。)
(最新の市場価格は↓の画像をクリックして確認して下さい。)
メリット〇 デメリット×
○カーボンベルト化によりメンテナンスフリー
デュアルドライブ化とセットで行われるカーボンベルト化により、チェーンの外れにくさやメンテナンスフリー化というメリットが受けれるでしょう。
○回生充電によるブレーキ補助あり
デュアルドライブ化により、ブレーキは補助的に効くようになりました。
ただ、30kgを切っていた車重が1kgほど重くなったのでその分の効力があるかは未定です。
△ 速度表示がされなくなった
YAMAHA製=>ブリヂストン内製へ電動アシストユニットが変更に
なったことで、速度表示はされなくなりました。
子供乗せモデルでは不要とも言えますが、変化点ではあるので把握しておいて下さい。
スイッチパネルのデザインはスッキリしました。
(3ファンクション=>スマートワンタッチパネルに変更)
× フロントタイヤの重さ
デュアルドライブ化したことにより前輪が重くなっているので、確認してください。
詳細は、ビッケグリの記事に記載。
× 価格アップ
7,000円アップになります。実売価格はわかりませんが、実質価格アップとなるでしょう。
(参考 2018モデル市場価格↓(リンク切れの場合は品切れ))
まとめ
ブリヂストン 電動アシスト自転車 2019年モデルを前年モデルとの比較をしながら特長を記載していきました。
やはり、ブリヂストン内製のユニット化(デュアルドライブ化)が進んできました。
重量はアップするものの、回復充電機能とブレーキ補助機能のメリットに魅力があれば各モデルが候補となってくるでしょう。
ご自分の環境、用途から判断してください。
デメリットの前輪の重さのチェックは忘れずに行ってくださいね。
<開発へ一言>
2019年モデルは、モデル数削減、デュアルドライブ化と制御変更のみで、大きな変更がないだけならまだしも、総じて価格アップもしており、利益確保がみえみえでした。
年次改定ごとにアイデア創出と共に価格も考慮していくのは困難ではあると思いますが、ユーザーのメリットも考慮した開発もぜひ続けてください。
また、イーバイクへの参戦はないのでしょうか。あまり参戦が遅いと国内、国外から取り残されてしまう可能性もあるので懸念しています。ANCHORブランドを支える開発力があるので、期待しています。