OOTOMO(オオトモ)とは?
「OOTOMO(オオトモ)」は2000年創業の自転車、スポーツアウトドア用品などを手掛けている企業です。
今までも、電動アシスト自転車はママチャリモデルやミニベロモデルを、「Raychell(レイチェル)」シリーズ、「Volday(ヴォルディ)」シリーズなどで販売を行っていました。今回サイクルモードでは、電動アシストミニベロモデルのイーバイクコンセプトとして「e-Drip」シリーズ、「Canover(カノーバー)」『FR-Z1』をメインに展示していました。
とくに、イーバイクコンセプト「e-Drip」に関しては、数モデル展示されていました。
e-Drip(イードリップ) コンセプトモデル
サイクルモード「OOTOMO(オオトモ)」が電動アシスト自転車に力をいれているのがわかるほど、e-Dripのコンセプトモデルは多く展示されていました。スポーツタイプのものを紹介していきます。
A.700cクロスバイク(前輪駆動)
前輪駆動のクロスバイクモデルになります。通勤通学等の用途を想定していると思われます。(販売実現は未定)
B.700cクロスバイク(後輪駆動)
後輪駆動のクロスバイクモデルになります。こちらも、通勤通学を想定されていると思われます。(販売実現は未定)
追記 2020年10月)市販が実現しています!
C.折りたたみクロスバイク
26インチタイヤのクロスバイク折りたたみモデルです。電動アシストユニットは後輪駆動タイプです。
ポイントは、ミニベロ(小径車)でなく26インチタイヤのクロスタイプの折りたたみは市場に存在しないので、隙間需要を狙えることでしょう。
住宅事情などで折りたたみでないと収入できない、ミニベロ(小径車)でなくもう少し距離を乗るのに適した自転車が良い、、、などのニーズに応えられるでしょう。どれだけの数量が出るかは未知数ですが、ユーザーにとって選択肢が増えるのはありがたいことです。(このモデルは市販の可能性がかなり高いと説明スタッフの方が言われていました。(現状は未定))
追記 2020年10月)市販が実現しています!
D. ロードバイク e-Drip RD-7008E
電動アシストロードのコンセプトモデルです。これは実現して欲しいと思ったので、タイトルにモデル名(仮称)も載せます。
特徴は、
1.20万円を切る価格
2.「BAFANG(バーファン)」『M400』電動アシストユニット
3.車体14.5kgという軽さ
でしょう。
1.20万円を切る価格
e-Roadで20万円を切る価格帯は現在はない(「Xross」の旧『B1h』ではあった。)ので、インパクトはあるでしょう。
2.「BAFANG(バーファン)」『M400』電動アシストユニット
電動アシストユニットは「BAFANG(バーファン)」『M400』シリーズで、最大トルクは80Nmで「Benelli(ベネリ)」がe-MTBにも使っているものです。アシストの味付け(マッピング)は未定ですが、実現すれば、街中のSTOP&GO、坂道などに不足はないでしょう。
3.車体14.5kgという軽さ
e-Roadで14.5kgは、販売されれば日本国内市場では2番目に軽くなります。(1番目は2019年11月現在「Xross」の『B1h』)
販売実現性は、折りたたみクロスバイクの次ぐらいの可能性となるとのこと。ユーザーの声次第となるでしょう。
e-Roadは、国内販売はまだまだ少ないのでユーザーの選択肢が広がりますし、上記特徴ならば競争力もあるでしょうから、実現してほしいものです。
「Canover(カノーバー)」『FR-Z1』
ミニベロ電動アシスト自転車の「Canover(カノーバー)」『FR-Z1』も展示されていました。BAFANG(バーファン)製のユニットが装着されています。
特徴なのは、ミニベロタイプに、リアブラケットを付け子供乗せにできること、専用カゴを取り付けれることです。新たに型を起こして作るなどの力のいれようです。
車体デザインが気になったらば、検討の候補とすると良いでしょう。
まとめ(提案)
「OOTOMO(オオトモ)」のサイクルモードでの展示内容のポイントをお伝えしました。「OOTOMO(オオトモ)」がイーバイクで成功していくには、中国と太いパイプと企画力を活かし、早く「e-Drip」シリーズを定評あるブランドに育てることでしょう。
中国のOEMメーカーもダイレクトで進出を始めようとしている中、今までのようにはいかないかもしれません。ただ、国内販売実績の経験を活かし、企画力とスピード感ある市場投入を期待しています。