プレミアムバイクインプレッションでとうとうYPJシリーズ乗れたんですってね!
そうなんだ。もっと早く乗りたかったんだけどね。足ケガしちゃってね。
大丈夫だったんですか?
うん。もう大丈夫!思いっきりこいでみたよ!!
それでは、早速!
プレミアムバイクインプレッション
新宿御苑にて
PREMIUM BIKE IMPRESSION 2018【東京】
という試乗会が行われました。
「BiCYCLE CLUB (バイシクルクラブ)」
「BICYCLE PLUS (バイシクルプラス)」
の自転車専門誌を発刊している
エイ出版の企画になります。
PREMIUM BIKE IMPRESSION は、毎年開催され、ロードバイク中心にはなりますが、電動アシスト自転車もいくつか出されており、充分な数が試乗できるようになってきました。
10モデル以上はあったので、全て試乗するにはそれなりに時間がかかるぐらい揃ってきてますね。
コースは、トラック状の一般道のコースを1周するものです。
試乗会では、このコースは一部規制されているのですが、一般道でもあり、
信号待ちや横断歩道での停止ポイント
があり、タイミングによって何度か停止が必要となりました。
道は平たんなので、電動アシスト自転車のメリットの一つ上り坂のパフォーマンスは試せませんでしたが、停止があるということは、
発進がある!
ので、その部分を中心に試しました。
YAMAHA YPJ-XC 試乗
以前にも述べましたが、YAMAHAの技術的本命
「YPJ-XC」
にようやく試乗できました。
パワーユニットは、
唯一最高峰のユニットPW-X(こちら)を装着しています。
やはりこのユニットのみしかできないモード
EXPW(EXtra PoWer エクストラパワー)モードが目玉になります。
また、開発にライダーを使っての玉成、フィーリングの向上のためフレームも作り直しを繰り返したということで、かなり力を入れているのは
試乗会で何度か聞いており、期待値は高い状況でした。
試乗コースは平たんですが、信号待ちがある状況なので、
各試乗車が信号待ちしており、一斉にスタートする形になります。
ここで
軽いギヤにして速めにペダルを回してスタートダッシュ力を確かめてみました。
他のモデルでも同様に試していったのですが、
「YPJ-XC」は当然ながらEXPWモード+軽いギヤでスタンバイ
です。
信号が青に変わり警備員がスタートOKの合図!
スタート!
・
・
・
なんと、
前輪が浮いてしまった!
軽いギヤを速く回してスタートダッシュをしようとはしましたが、
前輪を浮かせる意図は全くない状態でです!
何が言えるかというと、
ペダルを速く回した分がすぐにアシストがかかり、
タイヤが走り出す前にパワーが加わったと言えます。
タイヤが太く強いトラクションに耐えうることもありますが、
高ケイデンス、高レスポンス、ハイパワー(高トルク)でないと
そうならないですね。
ママチャリなどの通常のユニットだったら、
速く回しても、それに応答できないですし、
力を増幅する前にタイヤが廻ってしまうので
タイヤが浮くというのはありえないわけです。
日本の法制上では、0~10km/時までは、
最大2倍のアシストをかけることができるので、
実測はできませんが、自分の力の2倍近くのパワーが
瞬時に加わったと言えるでしょう。
力を忠実に伝えられるので、ウイリー走行が可能だとは当初より聞いていたものの、まさかスタートダッシュでその片鱗が見えるとは思いませんでした。
これは、さすが!
電動アシスト自転車パイオニアのYAMAHAと言えるのではないでしょうか。
ウイリー走行を推奨するわけではありませんが、
もう少しポジションを後ろに保ち、バランスを保ちながら、
ペダルをこいでいけば他の電動アシスト自転車よりはウイリーした時の扱い易さが違ってくるはずです。
他の電動アシスト自転車でウイリー走行をしようとしたなら、
急にアシストがかかったりして、バランスを崩してしまうことになりますが、
急なアシストがかからないよう
ペダルを踏んだ分だけ瞬時にレスポンス
できるのが、
「YPJ-XC」EXPWモードになります。
少しきになった点
カラーリングはヤマハカラーを使っており、各社のマウンテンバイクとは異なる色使いになっており、ユーザーの好みが分かれる部分と言えるかもしれません。
ユーザーの好みを反映したというよりは、YAMAHAの開発力を注ぎ込んだ証としてヤマハのカラーイメージに合ったものを採用したと言えるでしょうか。
ディスプレイに関しては、詳細はこちらに述べていますが、
実際の画面を操作できました。
マニュアルなどがなくても比較的簡単に操作できるものでした。
セレクトボタンを押して、表示を切り替えて各項目を表示させますが、不要なものがあれば、それを表示させない機能があります。
例えば、CADENCE(ケイデンス)が普段表示項目として必要なければ、下記写真のようにチェックを外せば、セレクトボタンを押していっても表示しないようにできます。
走行中の操作なので、ディスプレイを凝視しないためにもセレクトボタンの回数を減らせるのは有難いですね。
YAMAHAのディスプレイは定評があり表示項目に関しては、充分であるのですが、気になったのは、
アシストモードを切り替えるインジケーターです。
<YPJ-XCのモードインジケーター表示>
・エクストラパワーモード
・ハイモード・スタンダードモード
・エコモード・プラスエコモード
・アシストオフモード
6種類のモードを切り替えると、
上記のように、
ハイモードとスタンダードモード==>青
エコモードとプラスエコモード==>緑
にLEDが光るのですが、青と緑どっちがどっちだったっけ?
と一瞬で色を判断するには、迷ってしまう可能性もありますし、
色も似たように見えるためです。
ですので、信号のように一瞬で意味がわかるような下記の表示にした方が視認性が上がったのではと思いました。
<こうやった方がよかったのでは?モードインジケーター表示>
・エクストラパワーモード
・ハイモード・スタンダードモード
・エコモード・プラスエコモード
・アシストオフモード
特にYPJ-ER、YPJ-TC、YPJ-ECの他の新モデルは、
エクストラパワーモードがないので、光るのは青と緑のみです。
かなり細かい部分で、走行に支障がでるものではないのですが、気になった点でした。
もちろん赤は故障表示やアラートの表示にもとれるとか、別のLEDが必要などコストの面もあったかもしれませんが、そこまでこだわって欲しかったと思います。
まとめ
やはり、電動アシストマウンテンバイクで性能重視で選ぶならば、
YPJ-XCは筆頭候補となってくるでしょう。
題名の〇〇〇〇〇 は、レスポンスや、ハイパワーが当てはまります!
つっこみどころは細かい部分しかなく、まさにプレミアムバイクと言って
よいでしょう。
購入をされたなら、山道や丘陵を楽しんだり、時には街中も走ってまだ存在を知らない方にも是非アピールして下さい。
(ハンドルが規定より長いので歩道には乗り上げないようにしてください。)
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伊豆ゲートウェイ函南に2018年5月26日(土)に
「第1回 伊豆 E-Bike フェスティバル」
が開催されます。
ラインナップとして、
YPJ-XCをはじめとした、パナソニック以外の電動アシストマウンテンバイクを試乗できるはずですので、この機会に試乗してみて下さい。
電動アシストマウンテンバイク モデルバリエーションは、下記を参照下さい。