暖かくなってくると夜走るのもいいよね。
そうでうすね。ちょっと怖いけど、自分のペースで走れますね~。
安全のためには明るいライトが必需品だね。
安いのも売っているんですがどうなんでしょうかね?
よし、今回はそれをテーマにしましょうか!
自転車の高性能追加ライトは必要?
夜走るのに、ライトが必要なのは言うまでもないのですが、元々自転車にライトが付いていたり、自転車を購入したときに何気に合わせて購入したライトで済ませている方も多いと思います。
「そのライトで充分ですか?」という問いに、
明確に”YES”と回答できる方ならばよいのですが、そうでなく、「多分大丈夫です、、、。」「元々自転車についているので問題ないはず、、、。」という方なら以降へ進んでみて下さい!
また、もちろん「もう少し明るいライトがあればいいんですが、、、」という方も是非!
追加のライトを使うメリットは?
夜暗いところに立つと、
- 道の先がどうなっているか見えない。
- 道の状態や、落ちているもの、障害物などが見えない。
- 他の走行者(車、バイク、自転車など)に気づかれにくい。
- 自分の所持品を探せない、自転車の状態が見えない。
- 単純に怖い!(笑)
という、昼間にはない状況になりますね。
それを解消するために、当然ライトを点灯させることになりますが、
元々自転車に付いてるライトや、一般的に街で売られているようなライトでも、間に合う場合もあります。
ただ、高性能ライトだとその度合いが違います。
その度合いがわかるよう、夜のサイクリングロードで確かめてみます!
電動アシスト自転車「YAMAHA」『PAS Brace』に標準装備されているライトと、ネット通販などで手に入れられる安価な高性能ライトの二つを比べてみました。
「YAMAHA」『PAS Brace』標準装備ライト
「ATRAXIA」ライト 安価な高性能ライト
「YAMAHA」『PAS Brace』↓根強い人気を維持しているセミスポーツ電動アシスト自転車(価格等は画像クリックし確認下さい。)
まず、ライトを点けない状態の道は、下記の写真のようになります。(カメラの性能でうっすら路面が見えますが、実際は真っ暗に近い状態です。)
<ライト点灯無し>
<ライト点灯>
「YAMAHA」『PAS Brace』標準装備ライト
「YAMAHA」『PAS Brace』の標準装備のライトでは、なんとか進む道が照らされる程度です。先の状況、道の周りがどうなっているかは判別しにくい状況です。
<ライト点灯>
「ATRAXIA」ライト 低モード
道の先まで照らされ、「YAMAHA」『PAS Brace』の標準装備のライトでは見えなかった標識も見えます。
<ライト点灯>
「ATRAXIA」ライト 高モード
ハイモードだと、更に明るくなります。このぐらい明るいと”怖さ”という感覚がかなり薄れます。原付やオートバイに乗っているような感覚になるからかもしれません。
結果としては、
- 道の先がどうなっているか見えない。
- 道の状態や、落ちているもの、障害物などが見えない。
- 他の走行者(車、バイク、自転車など)に気づかれにくい。
- 自分の所持品を探せない、自転車の状態が見えない。
- 単純に怖い!(笑)
1~3までは、標準装備のライトである程度は解消されますが、追加の高性能ライトがあればより快適な状態で解消できます。
さらに、標準装備では、4のような状況では、基本は簡単に取り外せないので対応ができません。取り外しできる追加ライトがあれば、懐中電灯的な使い方もできます。
5の”怖さ”に関しては、各段に違ってきます。
最近のe-Bike(イーバイク)では、標準装備のライトでもかなり明るいものも増えていて、アシストするための大容量のバッテリーから電源を供給されているものも多く、時間も気にせずに使えるので非常に便利です。ただ、その性能以上の追加のライトがあるとやはり重宝します。
どんな高性能ライトがいい?
では、どんな高性能ライトがいいのでしょうか? 条件を絞っていきましょう。
800ルーメン以上のライト
第二条件
充電バッテリー式
ルーメンとはなにかを知りたいかたちこちらへ。(ざっくりわかる解説です!)
第一条件の800ルーメン以上のクラスのライトだと、自転車に標準装備されているスペックを超えているからです。
第二条件は、電池式でなくて、簡単にパソコンのUSBや家庭用電源から充電できるタイプがやはり便利なため、充電バッテリー式を条件にして絞っています。
そうすると、下記の二つがでてくるでしょうか。
「CATEYE」『VOLT800』
「Bontrager」 『Ion Elite R Front Bike Light』
上記のメーカーとこのクラスの製品なら、まず安心でしょう。
この上のクラスのもありますが、夜の山の中のMTB走行など特殊な状況を除いては充分な明るさを保てます。
ただ、これらの気になるところと言えば、やはり値段でしょう。
「CATEYE(キャットアイ)」『VOLT800』 が実売1万円を切るぐらい、
「Bontrager(ボントレガー)」 『Ion Elite R Front Bike Light』は、定価で消費税を入れると1万4千円ぐらいになります。
そこで、検討に挙がってくるのが上の写真でも、夜間サイクリングでも比較したネット通販などで手に入れられる【格安ライト】です。
よって、第三条件は、下記を加えます。
3,000円付近で購入できる!
「ATARAXIA」YT-L2 ライト
上の写真のライト。明るさは充分。夜間サイクリングには全く問題なし。防水に難があるロットもありそう。
「ATARAXIA」ロードバイク用ライト
軽量で、ライト上側のリブが防眩効果あり。電池の持ち時間は少なめ。
「SHENKEY」BF-F01ライト
こちらも明るさは問題なし。ライト上側がレンズのため光漏れで夜間走行中やや眩しい。ブラケットがゴムバンドで経年劣化は少し心配
「Leynatic」ライト
AMAZONでベストセラー
「INVAVO」ライト
「ATARAXIA」ライトと筐体が同じで、マークが違うだけの模様。こちらもAMAZONでベストセラー
これらは、通常の用途ならば、かなり使えるものと考えます。ただし、以下のリスクがあります。
- 不良品に当たる確率が高くなる可能性
- ブラケットの固定方法、装着感の完成度が低い可能性
- カタログ値の明るさの数値(ルーメン、カンデラ)、防水仕様(IP65など)が実際と違う可能性(不良品の可能性もあり)
ただ、そのリスクは、「CATEYE(キャットアイ)」などの会社と比較するとという意味です。「CATEYE(キャットアイ)」はISO14001を取得していて、品質確保の仕組みが備わっていると第三者機関から認証されています。それほどの会社なので、”価格重視の会社”の管理の比ではないと一般的には言えるということにはなります。
ただ、ライト自体がそれほど複雑な機構のものではないこと、使うのが通常は悪天候の中でないことから、リスクは持ちながら検討するのはありでしょう。上記以外でも色々とラインナップが出ていますので楽しみながら検討下さい。
肝心の明るさを下記モデルで比較しておきましょう。
1.「CATEYE(キャットアイ)」『VOLT800』
2.「ATARAXIA」YT-L2 ライト
写真は、同じ距離でライトの光を壁に映したものです。それぞれ、
1.「CATEYE(キャットアイ)」『VOLT800』
2.「ATARAXIA」YT-L2 ライト
写真では、完全に差が見えませんが、明るさの順序は、
低-VOLT800<低-ATARAXIA<中-VOLT800<高-ATARAXIA<高-VOLT800
となります。高-ATARAXIAでもかなり明るいです。ルーメンはカタログの値とは異なると思われますが、夜間サイクリングには充分な性能です。
また、防水に関しては、調査したロットは1年半経過品ですが難ありです。
強い雨の日の状況で使用するとライトのスイッチの作動がおかしくなり、ONした後しばらくして消えてしまうという状況が起こりました。帰ってから中を開けると、下記写真の下の赤配線の右下に水玉があるのがわかり、水が浸入してしまっているのがわかります。(幸い、ゆっくり乾かした後は正常な動作をしています。)
やはり、明るさは問題ないのですが、リスクがあるということにはなります。ただ、それでも、1/3の価格は魅力です。
まとめ
現時点の結論は下記。
「CATEYE(キャットアイ)」『VOLT800』(など)を用意できる人は用意する。
予備でもう一台欲しい方は、『VOLT800』を再度手に入れるのもよいが予算が充分でなければ、上記で紹介した安価な高性能ライトを予備として手に入れる。
電動アシスト自転車、イーバイクなどでライトが標準装備の方は、安価な高性能ライトを追加で手に入れ、夜間サイクリングで使用する。雨が降った場合には標準装備のライトで急場をしのぎ、カバンにしまうなどする。
ちょっとわずらわしく見えるかもしれませんが、確率的に言うとそんなに高くないのが実情です。
不良率が高いとしても、初期不良を乗り越えればそれなりに耐用年数は持ちますし、雨の日は基本サイクリングしない方が多く、天気予報を見てからサイクリングする方が多いので、不意の雨でしかも強い雨というとそんなに頻度は高くないでしょう。
それなので、最低でもセカンドライトとしての価値は”あり”と考えます。(充分メインとして活用されている方もおられると思います。)
本当に明るいので、上向きに照射することは避けましょう。(対向車や歩いている人に眩しく、かえって危険となります。(この件は別の機会にお伝えしたいと思います。))
最後に、条件をおさらいしておきましょう。下記の条件で色々と探してみて下さい! 紹介したものは少なくとも明るさは問題ないので、検討してみて下さい。
第一条件
800ルーメン以上のライト
第二条件
充電バッテリー式
第三条件
3,000円付近で購入できる!