ルーメン、カンデラ、ルクスってもう少しイメージできるようになりたいんですよぉ~。
たしかに、自転車のライトを手に入れたい時、イメージできてるといいね。でも、難しいと思っている人も多いかな?
そうなんです。なんか、簡単にわかるようにならないですかね、、、。
なるほど。それでは、簡単にわかるように”ざっくりイメージ”できるよう伝えてみましょうか!
ルーメン、カンデラ、ルクスとは?
「ルーメン」、「カンデラ」、「ルクス」は、明るさを示す単位です。それぞれ意味を持ってるのですが、一つの単位だけでは、『自転車のライト』の性能を完全に表すことはできず、抜け穴がでてしまいます。
その抜け穴を利用した、悪徳業者だったらどうする?かを加えてより強くイメージができるようにしていきましょう!
ルーメンとは?
「ルーメン」の定義は、下記になります。
SIにおいて1ルーメンは、「全ての方向に対して1カンデラの光度を持つ標準の点光源が1ステラジアンの立体角内に放出する光束」と定義される。
難しいです~。
そうだね。定義だけみてしまうと、逃げ出したくなりますね。
ざっくり言うと、
「ルーメン(Lm)」:電球だけの明るさ
弱点 「ルーメン」は電球そのものだけの明るさを示すので、ライトの形による差や、照らしたいところはどうか?などは表せません。
こんなライトじゃ困りますね!
カンデラとは?
「カンデラ」の定義は、下記になります。
周波数540×1012ヘルツ(Hz)の単色放射を放出し、所定の方向におけるその放射強度が1/683ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度
これも難しい!
ざっくり言うと、
「カンデラ(cd)」:ライトの形による明るさ
になります。(かなりざっくりです。)
ライトによって光の出かたが、↓下のようにそれぞれ違いますよね。
電球の光が、ライトのリフレクター(鏡みたいなもの)に反射されたり、レンズを通ったりして色々な光り方がされますが、それを計測したものです。
「カンデラ」=「ルクス」×「距離」×「距離」
という計算式になるので、電球からの距離にも影響しない値になります。(「ルクス」はこの後の解説になるので、ちょっと難しいですね。)
弱点 一見これで自転車のライトの性能を判断するのがよさそうなのですが、あくまでも中心の直線上で計測すれば電球からの距離にも影響しないのですが、左右に外れた場合、どれだけ暗くなるかはわからないことになります。
こういう自転車のライトも困ります!
ルクスとは?
「ルクス」の定義は、下記になります。
「1平方メートルの面が1ルーメンの光束で照らされるときの照度」
.....
またまたざっくり言うと、
「ルクス(Lx)」=照らしたところの明るさ
ライトを照らしたところの明るさを表します。机の上は、勉強には1,000ルクス(Lx)ぐらいは必要、、、などに使われます。
弱点 照らしたところの明るさなので、ライト自体の性能をこれだけでは表すことはできません。同じ形の明るいライトと暗いライトが同じ場所から照らせば、明るいライトの方が「ルクス」の値は大きくなりますが、暗いライトも電球に近づけば同じ「ルクス」にできてしまうでしょう。(よほどの差がない限り)
「ルクス」を自転車ライトの悪徳業者でイメージ!
うー、、、、
なので、「ルクス」は自転車のライトの性能を表すのには使えません。
まとめ
「ルーメン」、「カンデラ」、「ルクス」を、”正確な定義”というよりは、イメージできるように、ざっくりと、できるだけ短く説明してみました。
きちんと理解できる人は”正確な定義”を理解してもらえればよいのですが、たいていの方はイメージしにくいと思ったので、”正確さ”より”イメージしやすさ”を重視しています。
だいぶ、イメージできるようになりましたぁ!
それなら よかった。
”正確な定義”でつまずくよりは、”イメージ”ができて、ライトのカタログを見て、何を表しているかイメージできると比較もしやすいですよね。少しでも役に立てたら幸いです。(今回登場した悪徳業者は極端な例で、実際に起きた例ではありませんのでご承知おき下さい。)
最近は、自転車のライトは元々の電球(LED)の部分の明るさを示す
「ルーメン」(Lx)
を使うようになってきているようです。
まずは、夜間サイクリングの大定番でおすすめのライト
「CATEYE」『VOLT800』
でチェックしてみて、次にその他のライトを見ていくのはいかがでしょうか?