Point1. 自立するバックル
まず試乗会で目立ったのは、バックルの自立 です。
カタログにも「自立するバックル おしりに巻き込まない設計」と書いてあるんですけどね。
ちょっとアピールが地味でしょうか?
でも、子供を乗せてささっと、ショルダー側のタング(差込む部分)をバックルに差し込んで出発したいもの。こんな時に子供を座らせたときに、おしりでバックルを踏んでしまうと、ひっぱりだす手間がかかってしまいます。
これを解消するために、バックルを自立させるように改良しています。
ライバルのヤマハ、パナソニックもない、ブリヂストンの新機能です!
リヤのチャイルドシートだけでなく、フロントのチャイルドシートにも採用されていますよ。なので、子供乗せモデル全種(電動アシスト自転車では、ビッケシリーズ4種、ハイデイツー)に採用されていることになります!
少しわかりにくいと思うので、映像も撮ってみました。
※画像では構造がわかるよう、バックルの自立をさせる本体側から突き出た樹脂の芯材を見せてから、バックルをすっぽりかぶせていますが、実際はとれないようにきちんと固定してから使いますのでご注意下さい!
Point2.テモトデロックⅡ
停車したときに、前かごに荷物があって左右どちらかに片寄った状態で手を離すと、少しの道の傾斜でもガクンとハンドルが回ってしまう経験がある方も多いと思います。前に子供が乗るとさらにちょっとしたバランスでもガクンとハンドルが回りやすいですよね。
それを避けるために、ハンドルを半固定(力を入れれば、ガッガッと回せる)するハンドロック機能があります。
ブリヂストンでは「テモトデロックⅡ」というその名のとおり、手元で(ハンドルを)ロックする機能を以前より採用しています。
手元にスイッチがあるので、一時停車した時に、両手を離して物をとったり、子供の面倒をみるなど、好きなときにいつでもロックできるのが利点になります。
また、スタンドを立てる前に、ハンドルをロックしてハンドルを安定させてから行えるので、確実に動作をしていきたい人にはありがたい機能になります。
操作は、ロックレバーと解除レバーで行います。
普通に考えると、ロックしたい時にロックレバーを押すんだな。ロックを解除するとき解除レバーを押すんだろうな、、、と思いがちですが、実際は子供のいたずら防止の為に少し複雑な操作になります。
そのままだと、ロックレバーを押し込もうと思っても押せないんです!子供はいたずらするものなので、簡単にロックレバーを押せたら走行中にハンドルが半固定状態になり非常に危険です。なので、簡単に押せないようになっているんですね。
実際はどういう操作かというと、
<ロック>
解除ボタンを押しながら、ロックレバーを押し込み、押したままの状態にしながら、解除ボタンを離す。すると、ロックがかかります。
<解除>
解除は、解除ボタンを押すだけで、自動にロックレバーが動き解除されます。
念のため動画にしましたので、参照下さい。(スピードは1/3に落としてあります。)
ある程度すれば操作は慣れますが、デメリットとしては、いつでもロックできる分、ロックしていることを忘れてしまうことです。ハンドルが半固定になっていることを知らないで発進してしまうと非常に危険です。すぐに解除ボタンを押せば解除はできますが、必ず解除してから発進する癖をつけるようにしましょう。
また、あまりないかもしれませんが、他の人に貸すことがある場合は、使わないでもらうか、充分に説明の上貸し出しするようにして下さい。
Point3. スーパーラクラクワイドスタンド
いまどきの子供乗せ自転車のスタンドは、どのメーカーもより大きく楽に立てれるようになっています。
子供を乗せた状態でスタンドを立てることが基本となりますから、楽にスタンドを立てれ、安定感があることが求められるからです。
昔の自転車や、スポーツタイプのスタンドしかご存じない方もいるでしょうから、念のため動きを動画にしています。
ポイントはスタンドが大きいこと、スタンドを立てるとき自動でロックがかかることです。
まとめ
子供を安全に着実に移動する為に、各社色々な趣向を凝らしています。今回はブリヂストンをとりあげました。参考にして頂けたらと思います!