自動車部品関連で世界一の売り上げを誇るボッシュグループが、ドイツのスタートアップ企業の「COBI」を買収すると発表がありました。
COBIってどんな会社?
COBIは、電動アシスト自転車で、スマートフォンを介して
- ナビゲーション表示
- 左右のウインカー表示
- ブレーキ連動 バックライト
- ミュージックコントロール
- フィットネスアプリ連携
- 盗難防止アラーム
- ハンズフリーシステム
- 仲間とのサイクリングに関する情報シェア
- スマートフォン充電
など、システムや様々な関連部品を提供しているメーカー(スタートアップ企業)です。
なぜボッシュはCOBIを買収したのか?
ボッシュは電動アシストユニットといわれる
- モーター
- バッテリー
- ディスプレイ
- チャージャー
を、欧米中心に販売していますが、
将来を見据え、これらのユニットと、COBIのスマートフォンを介した機能とつなげ、他社との差別化を図ることは容易に想像できると思います。
ボッシュによると、自転車のモビリティは電動化、自動化、コネクテッド化に傾きつつあるという。COBIは、スマートフォンのバッテリー寿命の問題を解決し、自転車の乗車中でも安全で快適な使い方を提案。買収によってCOBIは、既存のボッシュのシステムと併用できるようになる。
ボッシュよりも上記の見解が出ています。
自転車の流れは、
- 電動化(日本では電動アシスト自転車化)
- 自動化(自動ライト、安全面での高速走行時詳細表示不可など)
- コネクテッド化(Connectedの意味合いから、バッテリーからスマートフォンの電源供給、自転車から得られたデータを、パソコンへ転送、ブレーキに合わせたバックライト点灯などの つながり をもつ機能 など)
と 将来予測 をし、既存のボッシュのシステムと併用できるようになるとありますので、ユニットとCOBIのシステムが今後連携されることになります。
我々ユーザーが、こんなのがあったらいいな?と思っているものが、今後実現してきそうなのは楽しみですね。
先般、とうとうボッシュが日本にもユニットを供給するとお伝えした通り、ボッシュは日本の市場にも注目し始めています。
その流れで、今回の買収から、このCOBIの製品とシステム連携した ユニットが、すぐに日本に入ってくることは充分ありえるでしょう。
まとめ
ボッシュグループも買収を進めるぐらい電動アシスト業界には本気になっていると言えます。
電動アシストユニットに付加価値をつけて虎視眈々と日本の市場拡大を狙っていることでしょう。
日本の3強(YAMAHA、パナソニック、ブリヂストン)も、うかうかとはしていられない状況です。着々と次の手を準備していることを期待します!
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