日本国内で、電動アシストユニット(駆動モーター他)を手掛けるメーカーは、YAMAHA(発動機)、
この参入状態に、海外から割り込もうとするメーカーが出てきました。
プレミアム電動アシスト自転車用ユニット
『Bosch eBike Systems(ボッシュ・イーバイクシステム)』
2017年に日本市場へ参入
第45回東京モーターショー2017で日本初出展
- プレミアムセグメントの電動アシスト自転車として、シティサイクルに新たな選択肢の提案
- 電動アシスト自転車ユニットの最新シリーズ「Active Line Plus」を搭載した人気輸入自転車ブランドを展開予定
- 高い機能性と優れたデザインを両立した包括的なシステム
これだけ書くと、海外からそんなメーカーが出てきたんですね、、、で済んでしまう認識の方も多いかもしれません。
ところが、今回は、ヨーロッパの電動アシスト自転車の本当にトップがやってきたんです。なぜ今まで来なかったのか?というぐらいの大本命のメーカーです。
そのメーカーの名前は、上記記事にありますように
「Bosch(ボッシュ)」
一度は、耳にしたことがある方がほとんだと思います。
ドイツを本拠とする自動車部品を主力とする巨大グループです。
自動車部品だけでなく、電動工具などでも知られていますね。
どれぐらい大きいかというと、
パナソニックグループの7兆3,500億円の連結売上げを凌ぐ、
9兆5,000億円(731億ユーロ(1€130円換算))もの売上げのグループです。
自動車部品としては世界一の規模になります。
日本トップの自動車部品メーカーのDENSO(デンソー)が4.5兆円ということを考えれば、いかに大きいかがわかると思います。
もちろん、グループの大きさが、直接競争力に結びつくものではないですし、ボッシュのグループ自体は、日本の企業合併を含めた色々な会社の集まりでもある為、グループの売上げ比較だけではナンセンスかもしれません。
しかしながら、欧州で70ものブランドに電動アシストユニットを開発ー生産して供給し、これだけのバックボーンがある企業が、日本の電動アシストユニット及び自転車へ参入というのは、今までにないインパクトがあるのはおわかり頂けると思います。
競争を繰り広げる各メーカーの方々には恐縮ではありますが、この参入により電動アシスト自転車業界が益々活発化していけば、我々はユーザーとしては大変喜ば
ただ、欧州で実績はあっても、新規マーケット参入というのは大企業であっても大変な部分はあると思います。導入自体も相当なパワーが必要でしょうし、競争をしていくには、日本のニーズを開発へ伝え、それをタイムリーに開発ー生産して、ユーザーへわかりやすく発信し、物を提供し続けることが必要になるわけです。
大企業すぎてそれができない、、ということにならないことを祈ります。
この日本への参入が、様子見のレベルで終わらないことも期待したいところです!
P.S.デザインは上記写真のように、海外メーカーらしい洗練されたものになっています。
今後はデザインも争うポイントとなってくるでしょう。