電動アシスト自転車の販売が好調のようです!
【2017年上半期は10%超の伸長】
2017年上半期(1-6月)の電動アシスト自転車販売は、台数前年比11%増、金額前年比12%増となった。~中略~
【スペックの進展とデザインの多様化で高付加価値化】 バッテリー容量は電動アシスト自転車の代表的なスペック目安の一つであるが、大容量化が再び進んでいる。16Ah以上を搭載したモデルの販売台数構成比は、1年前では数パーセントであったが、2017年上半期には24%へ拡大した
~中略~
また、次世代ターゲットである通学需要の取り込みに向けて、軽さやスタイリッシュさなど男子学生、女子学生それぞれに響くコンセプトの商品が増えている。
需要の増加と高付加価値化により電動アシスト自転車市場は、改めて成長期を迎えようとしている。
台数前年比11%増というのは、電動アシスト自転車という単価が10万程度する市場ではかなりの好調さと言ってもよいのではないでしょうか。それだけ市民権を得てきたと言えるでしょう。
スペック的な流れは、やはりバッテリー大容量化で、16Ah以上を搭載したモデルが急拡大とあり、スポーツタイプでもパナソニック「ジェッター」がこれにあたりますね。
もっとも、この大容量化は、日常の活用で、充電回数を減らせるメリットのニーズの方が高いようですね。当サイトで伝えているような長距離、長時間の走りをアシストできるニーズというものではないですが、これも人によってはメリットになってくると思います。
また、この記事の注目ポイントとしては、”次世代ターゲットである通学需要” とあります。今までは若い世代は体力もあるし、電動は必要ないだろうなど”乗らず嫌い”の流れだったかもしれません。それがそろそろ普及してきた親の電動アシスト自転車を試しで乗ったりしたりなど、良さが伝わってもおかしくないという状況ということでしょうか。
確かに、自動車、バイクの免許がとれないあるいはとりにくい世代(中高生)で、こういった自動やアシストなどのギミックが付いているものに憧れや興味をもつものが出てきても全くおかしくありません。若い世代には体力をつけてもらいたいので、電動など使ってもらいたくないという考えもあると思いますが、楽な方がいいのは世代に限らない事実もあります。
親世代が良さを理解し、子供の若い世代が興味を持ち欲しがり、日常使うものだから高いけど買い与える、、などの構図になると、一気に普及してしまう可能性も秘めています。一度流れだし普及すると、良いことではないですが、「まだ、電動じゃないの?」と言い出したりすると、更に加速してしまうかもしれません。(ゲームやスマホなどの普及の流れと同じ)
ちょっと想像が過ぎたかもしれませんが、若い世代に普及するとなると、デザイン、価格などもより洗練されたものが要求されてくると思います。その流れはわれわれユーザーにも良い流れになりますので、通学需要にも是非期待したいところです。
さいごに、今回は2017年1月~6月の電動アシスト自転車の販売動向でしたが、7月以降では、まだ高水準な7月の賞与需要も反映されると、今後同水準レベル以上で推移することも予測できます。
今後も動向に注目していきたいと思います!